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HSFとは

はじめに

なぜ今「人間の安全保障」が重要なのか?

みなさんは「安全保障」という言葉を聞いたとき、「それは国家や政府の行うべき役割」であったり、「海外で起こっている暴力紛争やテロ、難民、食糧危機、自然災害など」と思い浮かべるでしょうか?

または、自分自身と関係ない事柄として、普段は意識していないかもしれません。

 

しかし、2001年の9/11に起こったアメリカ同時多発テロ事件や、2007年から始まった、サブプライムローン問題、2008年のリーマンショックから現在に続く世界金融危機、そして2011年3/11に発生した東日本大震災―。

 

これらの事態は、まさに今、実際に、私たちに非常に近いところで、生命や生活を脅かされる危機的な状況が発生しているということを示しています。

 

このような状況の中、グローバル化、相互依存が深まる今日の世界においては、従来の「国家の安全保障」という考え方から、人間の生存、生活、尊厳を脅かすあらゆる種類の脅威を包括的に捉え、これらに対する取り組みを強化しようとする「人間の安全保障」という新しい考え方が広まって来ています。

 

私たち、NPO法人「人間の安全保障」フォーラム(HSF:Human Security Forum)は、東京大学大学院総合文化研究科の「人間の安全保障」プログラムの教員・学生の有志が中心となり、日本で初めて「人間の安全保障」を実現するための活動を行うNPOとして2011年4月よりスタートしました。

 

理論から実践へ。

 

HSFは、大学発のNPOであることを活かし、個人の生存、生活、尊厳を脅かすさまざまな脅威──貧困、飢饉、感染症、災害、環境破壊、紛争、組織犯罪、薬物、人権侵害など──に対し、国際関係論などの社会科学、自然科学や地域研究、人文科学など多様な観点からアプローチし、社会的な活動を行なってゆきます。

 

ひとりひとりの「安全」「安心」なくらしを守り、人間同士の「尊厳」を認め合いながら、共感とつながりによる平和を大切にするために「人間の安全保障」の確立に貢献します。

 

高須幸雄HSF前理事長
高須幸雄HSF前理事長
HSF設立総会(2011年4月2日)
HSF設立総会(2011年4月2日)

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