気仙沼市新城小学校「子どもの権利条約に関する出前授業 

 

  2025522日、気仙沼市立新城小学校6年生34名に対し、高須幸雄理事長が子どもの権利を学ぶ授業を実施しました。

 授業は、世界の子どもたちの状況、日本の子どもたちの状況についての話から始まりました。今起きている戦争がどこの国で起こっているかについてはよく知っている子が多かったです。

 次に人権についての話にうつります。『人権って何?』という質問には、「人が生まれたときから持っているもの」「人権がないと生きていけない」など、積極的に手を挙げて色んな意見を発表してくれました。

 続いて、「なぜ『“子どもの”権利』」ってあるんだろう?ということについて考えました。大人も子どももどちらが偉いとかどちらが大切とかでは全くなく、同じ価値のある人間なんだけど、子どもはまだ成長している途中なので、「生まれたときから持っている能力をのばして、ひとりの大人に健やかに成長するのに必要な権利」ということで子どもの権利条約はできたのだということを話しました。

 次は発表の時間です。この授業の数日前に子どもの権利条約のカードブックを配布し、①自分が最も大切だと思う権利は?②自分の周りで最も欠けていると思う権利は?という2つの質問に、理由とともに回答を考えてもらっていたので、それを発表してもらいました。①は「差別の禁止」「生きる権利、育つ権利」「教育を受ける権利」②は「差別の禁止」「意見を表す権利」を選ぶ子が多かったです。

 次にグループワークにうつり、「子どもの権利を守り、自分のクラスをもっと良くするためのクラス目標」について話し合いました。どのグループもみんながよく発言し、活発な意見交換が行われました。自分が発表者になりたいためにジャンケンをしている場面もありました。「みんなで助け合えるクラス」「みんなの意見を尊重してわかりあえるクラス」「一人一人が少しずつ意見を発言して、みんなできるだけ手を挙げよう」など、それぞれのグループの思いがこもったクラス目標を元気に発表してくれました。

 授業後には、「高須先生、サインください!!」という子どもたちで行列ができる、という今までの出前授業ではなかった光景があり、出前授業チームもびっくり!!笑                

元気で素直な子どもたちのおかげで、私たちも一緒に楽しく学べました。本当にありがとうございました。