MIT学生気仙沼市来訪(2023年7月6日〜7月9日)


 米国ボストンのMIT(マサチューセッツ工科大学)の学生4名と職員1名が、2023年7月6日(木)〜7月9日(日)気仙沼市に来訪しました。HSFでは今年1月に続き第二回目の受入をいたしました。


 学生たち自身が学んでいるSTEAM領域(科学・技術・工学/ものづくり・芸術/リベラルアーツ・数学)の楽しさを気仙沼の子どもたちが学べる機会を提供し、気仙沼市で地域の文化や震災の経験などについても学びを深め、ホームステイや交流会を通じて地域の人や子どもたちとも直接対話する機会となりました。

 MIT Japanが気仙沼を選んだ理由の一つに、地域格差があります。STEAM教育が都市部で先行する一方で、地方ではIT環境、経済格差などが子どものプログラミングや科学教育に大きな影響を与えているという懸念のもと、地方で暮らす子どもたちにこそ、今後は経済・教育格差を超えるツールであるSTEAMを楽しいと感じてもらえる機会をつくりたいと考えて今回の受入が実現いたしました。

【MIT学生 気仙沼滞在スケジュール】
7/6:新月中3年生46名 科学の授業、副市長訪問、ホストファミリーの他に地元の方々をお迎えしてwelcome交流会開催。
7/7:大谷中三年生29名 学生との交流、面瀬中二年生38名 科学の授業授業、教育委員会訪問、ホームステイ一日目
7/8:地元の方から震災講話、ホストファミリーのみなさんと内湾ベイクルーズ、ホームステイ二日目
7/9:帰路

MIT-Japanプログラムとは:1981年にリチャード・サミュエルズ教授によって設立されたMIT-Japan Programは、MITの学生が日本での知識創造を直接体験し、グローバルな市民となるためのトレーニングを行っている。このプログラムでは、日本の主要な大学、企業、研究機関で働き、研究する機会や、日本の文化や地域の多様性を体験し、学生自身も何らかの貢献を行う。

https://misti.mit.edu/mit-japan